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フェデリコ・ファジアーニ – ソフトの活用で進化した試合への対策

外国人のバレーボールコーチや選手として活動することは決して簡単ではありませんが、素晴らしい経験であり、自分を成長させる機会でもあります。お互いにとって良いことです – 他のバレーボールスタイルについて知識を得ることができ、チームのみんなは異なる環境で自分たちを見つめ直すことができます。

フェデリコ・ファジアーニさんは、幅広い国内および国際レベルの経験を持つ若手コーチです。彼はイタリアでキャリアをスタートさせ、2018年以来、日本でコーチ、そしてヘッドコーチとして活動しています。ここ日本はバレーボールにとって素晴らしい場所だそうです。今回はフェデリコさんに日本のバレーボールについて感じたことについてお話を伺いました。

以下フェデリコさんコメント:

世界中のバレーボールリーグや環境には多くの違いがあります。その中でも文化的および伝統的な多様性は確かに異なります。私は日本での5シーズン目ですが、本当にこの国とその伝統、日本人が大好きです。メンタリティの面で異なる部分は多くありますが、ここでの生活は非常に刺激的で実りあるものです。

日本のVLEAGUEは、ヨーロッパのリーグなどとは異なる形でプレーしており、日本の選手はコート上で最も速いと言えます。一般的に、ヨーロッパのバレーボールは日本のものよりも身体的な要素が強いです。しかし、一方で、日本の選手はレセプションやディグにおいて優れており、ヨーロッパの選手はアタックやブロックにおいてネット際でよりフィジカル面が優れています。

日本について考えると、最初に思い浮かぶのは言語の壁ですが、VLEAGUEのフォーマットも大きな問題です。例えば、ヨーロッパから来た外国人選手は、土曜日と日曜日に連続で2試合を行うという困難に直面しなければなりません。特に最初は簡単ではありません。これはパフォーマンスに少し影響するかもしれません。

日本人選手や他の選手のパフォーマンスの違いに関してですが、非常に主観的で、選手の特性、技術、プレーする文脈、その他多くの要素に依存すると思います。国籍に依存するとは言えません。私は日本人が仕事に集中し、規律正しく、改善しようと取り組んでいる姿勢が好きです。

コーチの仕事は試合やトレーニングに限られていません。コート上で過ごした後、選手の分析には数時間がかかります。バレーボールは非常に速く進化しているため、最高のチームを作っていくためにテクノロジーを使用することは避けられません。毎年、有用で良いソフトウェアのおかげで試合への対策準備が進化しています。VolleyStationはそういった面でとても役立ちました。より多くの視覚的なフィードバック、ヒートマップやチャートなどは選手達にコンセプトを理解してもらうために非常に重要です。選手たちは自分自身のiPadを持っており、試合後すぐに自分のパフォーマンスを見ることができます。私にとって最も重要なことは、その特定の瞬間に最も役立つ情報を選手に提供することです。

バレーボールのプロチームで働いている人々は、プレーの細部をどう改善していくかというソリューションを必死に探していますが、それと同時に時間を節約しつつ、次の試合に向けて選手が簡単にアクセスできるデータを提供することに焦点を当てています。若手コーチは、日常の仕事の課題にどのように対処しているのでしょうか?相手のローテーション分析に関するスプレッドシートは非常に役立ち、理解しやすいです。そして、私は選手にアタックコースなどを示すためにヒートマップを活用することが大好きです。また、VolleyStationで利用できるマッチアップ機能も非常に役立つと思います。非常に簡単で理解しやすいです。他にも、相手や自チームに関するレポートを作成しています。カスタマイズすることが簡単で、即座に選手に示すことができます。

先ほど述べたように、日本のバレーボールプレースタイルはヨーロッパとは少し異なります。メカニズムを理解するには時間と分析が必要です。VLEAGUE Division1では、外国人選手が特にオポジットとして非常に活躍します。これがまず明らかなことです。そしてレセプションシステムはリベロが広いスペースを守るようになっています。サーブはシーズン全体の中でも最も重要なプレー要素の一つです。トップを目指すチームにとって、ミドルブロッカーがクイックを使用することは重要になっています。また相手のセッターが前衛にいる場合、レフトサイドからアタックを打つことも一般的です。セッターは時々弱点になることがあります。

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