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フェルハト・アクバシュ – VolleyStation によってもたらされた事

先日開催されたCEVカップで優勝した Eczacibasi Dynavit Istanbul。ヘッドコーチのフェルハト・アクバシュは、この結果をトルコリーグでのプレーオフへ向けての良い兆候だと捉えており、これ以上ない程誇りに思っているようだ。

ヨーロッパカップで戦うことは、とてもチャレンジングだ。バレーボール界で、最も熱い試合が繰り広げられるのではないだろうか。フェルハト・アクバシュ氏は、ハードワークとは何かを知っているコーチの一人だ。そんな彼が率いるチームの勝利は決して偶然ではないはずだ。

彼は、CEVカップについてこのように振り返った。

「トロフィーを獲得するまでの過程では、様々な事が発生します。我々がプレーしているレベルのバレーボールでトロフィーを獲得するためには、細部にこだわる必要があります。対戦相手への対策は自分のチームを分析するのと同様に、私の仕事の大部分を占めています。全てのデータを準備しておく必要があり、必ずデータを元にプログラムを考えなければならないのです。指標を分析することは非常に大切ですし、その中でもスカウティングファイルに関しては特に重要です。だからこそ、スカウティングがうまくハマり、勝利したときは非常にうれしいものです。次の試合でもっとハードに取り組めば、また目標を達成できると感じる事が出来ますし、そのような気持ちになる事は私たちにポジティブな効果をもたらします。」

彼は、ポーランドから故郷のイスタンブールへ移る際、ポーランド人のアシスタントコーチ、Przemysław Kawkaと共にVolleyStationを引き連れて帰ってきた。

「スカウティング向上の為にポーランドの人たちがどれだけ努力しているか、彼らのハードワークは計り知れないですね。彼らは他の人たちよりも確実に多くのことを成し遂げてくれました。この4年間、世界中でツールやソフトを利用しながら試合をこなしてきましたが、スカウティングに関しては、もっと改善する必要があると痛感してきました。そして今、日々そのように感じていたことが、彼らの努力によってこのような素晴らしい展開を迎えました。ポーランドのスカウティング技術は、世界をリードする存在です。ポーランドのスタッフたちと、彼らの技術が凝縮されたVolleyStation、そこへ私の仕事を組み合わせることができ、本当にうれしく思っています。ポーランドで費やした時間は、このソフトのおかげで多くの成功を収めました。今は世界中様々な土地で、様々なチームと仕事をしていますが、今後も仕事への姿勢は変わらず努力し続けたいです。」

今年初め、アクバシュがクロアチア女子代表のヘッドコーチに就任したことが発表された。代表チームとして、ポーランドとオランダで開催されるFIVB2022世界選手権に出場する予定だ。そして、次のシーズンは、またイスタンブールで旅を続ける。

「 私の日常生活では、分析作業に多くの時間を費やしています。VolleyStationのようなシンプルで便利なアプリケーションのおかげで、毎日の作業がより速くなりました。スケジュール管理は非常に大切ですので、効率的に仕事が出来る事はとても助かります。カスタマイズ可能な機能のおかげで、きっと世界中のコーチが同じように助かっているはずです。試合の準備やチームとの連携は、コーチによって異なると思いますが、私の場合はVolleyStationと連携することで大いに助けられています。試合内容、戦術を改善し、多くの時間を節約することができています。」

ヘッドコーチの生活は決して楽ではないはずだ。時には1分1秒を争う世界。チームをしっかりと組織化する必要がある。これに対して彼はどのように働きかけていくのか。今後も続く彼の挑戦が楽しみでならない。そして、躍進を続ける彼と共に、VolleyStationも更に進化を遂げたい。