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VSLINEUP – 現在のローテーション、そしてゾーンごとの選手の情報を確認

スプレッドシートの重要な機能の一つ、“VSLINEUP”を紹介します。ラインナップ機能には様々な目的がありますが、この機能の重要なポイントは、現在コートに立っている選手のデータを表示するスプレッドシートが作成できることです。それでは詳細を見ていきましょう。

基本構文と使い方

まずは、基本的な構文を紹介します。

=VSLINEUP(“*”)

上記の数式により、ホームチームの現在のローテーションが表示されます。このローテーションは、試合をライブで入力すると自動的に変更されるので、タブレット用のスプレッドシートを作成する際に最適な数式です。

次に、この数式について解説します。

=VSEFF(VSCELL(“*A;(1)”, VSLINEUP(“*”)))

これは典型的なチーム全体のアタック効果率ですが、VSLINEUPを使えば、現在のローテーションに合わせて数値が変化します。

また、現在のコートの状況ではなく、次の展開を予想して備える事も必要です。そのような場合は、次のこの数式を使ってみましょう。

=VSEFF(VSCELL(“aA;(1)”, VSLINEUP(“aN”)))

これは先ほどと似ているように見えますが、今回は、次のローテーションの相手チームのアタック効果率を表示しており、後のコートでの展開に備えることができます。これは、VSLINEUPのフィルターにNの文字、今回で言えば”aN”を入力することで使用することができます。

指定したポジションにいる選手の情報を得る

ラインナップ関数は、単に現在のローテーションを表示するだけではなく、指定されたポジションにいる選手の番号を取得するために使うことができます。最も基本的な数式は次のようになります。

=VSLINEUP(“*Z3”)

これにより、ホームチームのラインナップで現在3番ポジションにいるプレーヤーの番号を取得します。プレーヤーの番号は、他の関数の呼び出しで使用することができ、現在のコート内の状況に合わせてカスタマイズされたデータを取得することができます。以下に、より実践的な例を示します。

Statistics based on lineup

このコートには、現在プレイしているすべてのプレーヤー(オレンジ色で表示)と、そのプレーヤーの情報が表示されています。攻撃のアタック打数、アタック効果率、アタック決定本数などです。また、追加のPZフィルターを適用して、現在その列にいるプレーヤーの前衛または後衛のアタックのみを表示しています。

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その他の機能

VSLINEUPでは、他にもいくつかのクエリを使用することができますし、次のようなローテーションに関する数式を入力することでプレーヤーの位置にアクセスすることもできます。

=VSLINEUP(“*Z3N”)

​​また以下の数式のように、試合やセットに関するコードを合わせて入力することで、そのセットのスターティングラインナップを表示させることもできます。

=VSLINEUP(“*Z2;M1;S2”)

これは、スターティングポジションに関する対戦相手の傾向を分析する際に役立ちます。なお、インデックスを指定した場合は、ライブデータではなく、常にスターティングラインナップを表示することに注意してください。

その他の変更点

このバージョンでは、以下の追加修正と改善が行われています。

  • 後衛の選手が前衛でアタックを行う際の、検証エラー発生の改善
  • 4:3のビデオフォーマットを開いたときのビデオプレーヤーのサイズの修正
  • セット数のない練習試合ファイルをインポートする際のバグ修正
  • 複数のチームを一度で削除可能に

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