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“スキル評価の設定”を変更する方法 – チームのニーズに合わせて設定を変更してみよう!

バレーボールは、さまざまな環境でプレーできるスポーツです。異なる年齢層、異なるレベル、さらにはシッティングバレーボールのような全く新しい形式でもプレーできます。

そのため、チームのニーズに合わせて試合の入力方法を変更する必要があります。VolleyStation Proの入力は常にオープンなシステムでしたが、一部のツールでは、試合の進行に関して、国際的に定められたルールに従っていました。特に、試合の検証においては、標準的なコーディング方法から外れようとすると、多くのエラーが表示されていました。

この問題を解決するために、今回のリリースではデフォルトの試合の流れを完全に変更しました。お客様のニーズに合ったシステムにする方法を追加しましたので、その新しいオプションについて説明します。

ただし、もしも今までのVolleyStation Proの操作方法に満足して頂けているのであれば、変更の必要はありません。デフォルトの設定はほとんど変更されませんので、引き続き慣れた方法で作業を行ってください。

スキル評価の設定

画面左下の“設定”をクリックし、下へスクロールするとスキル評価の設定画面をご覧いただけます。

初めて見る方の為に、それぞれの要素と役割を説明していきましょう。

一番上には、各スキルのタブがあります。設定はスキルごとに別々に変更されます。“評価”の行には、6つの効果記号が表示されています。“評価”の下には、“アクティブ”と書かれた行にチェックボックスが並んでいます。チェックボックスは、その特定のプレーに対して有効か無効かを表します。ディグでは元々の設定で「!」が無効になっていますが、これを有効にすると、「D!」が無効なコードとして表示されなくなります。

“アクティブ”の下の行は、“クロスネット”に関するチェックボックスが並んでいます。これは各プレーがネットを通過するかどうかを表します。レセプションの元々の設定では、このチェックボックスが選択されているのは「/」のみです。これは、「/」をレセプションで相手チームへ直接返ってしまったダイレクトパスだと解釈し、ボールがサービングチームに戻ることを意味しているからです。

“ポイント”は、そのプレーでポイントが失われたか、得られたかを示しています。ポイントの行に“得点なし”という表示もありますが、これはラリーが継続したことを意味します。アタックの設定を見てみましょう。「#」はキルを意味します。「/」は攻撃がブロックされたこと、=は攻撃のエラーを意味するので、これらはポイントを失うことにつながります。

では、この表の最後の部分、“評価の対応”についての説明です。ここでは、どのプレーが、どのような評価で、どの評価の後に続くことができるかを設定できます。サーブについて見てみると、データがあるのはレセプションの行だけです。この理由は、サーブに続くことができるプレーはレセプションだけだからです。また、ほとんどの入力欄では、利用可能な評価が1つだけ入力されています。例えば、”#”サーブ(エース)の後には、”=”レセプション(エラー)しかありません。このような情報は、データ収集時にドットを用いてコードを入力することで”評価の対応”の設定内容が反映されます。

変更がどのように反映されるのか

スキル評価の設定を変更すると以下のように反映されます。

  • ドット使用時のコーディング
  • コードの検証
  • カード入力モード
  • ヒートマップレポートやスプレッドシートで使用されるコートの色
  • 従来の数値レポートでの計算の一部

これらの変更により、世界中での様々なニーズへの適応性が向上するはずです。

その他の変更点

このバージョンで変更、改善されたものから特に重要なものをいくつかご紹介します。

  • スプレッドシートの機能を利用し、コートを反転させることができるようになりました。これにより、レセプションなどのプレーをホームチームの正しい向きで表示する事ができます。
  • スプレッドシートをXLSXにエクスポートするときに、現在のページだけでなく、すべてのページをエクスポートするようになりました。

試してみよう!

この記事に記載されている変更点は、すべてのVolleyStation Proユーザーに順次公開されます。待ちきれない方は、ユーザーパネルからVS 1.23をダウンロードしてください。

まずは21日間の体験版をお試しください!

体験版のお申し込みは以下の情報を support-jp@volleystation.com へお送り下さい。

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